ある晴れた日のことです(まぁ、作者の気分次第でいくらでも天気は変えられるんですが)。
いつもどおりの午後、けいごくん(しろつめくさの妖精さん)を初め、かばじくん(レアアイテム・四葉のクローバーの妖精さん)やじろーくん(四葉以外のクローバーの妖精さん)の住んでる場所の持ち主の息子さんが、いつもどおり自宅の裏にある寺のコートで練習をしておりました。

彼の口癖は、「まだまだだね。」です。
其れを聞くと、「はん!俺様の美技に酔いな・・・!」とけいごくんが言いたくなるのは、かばじくんにも秘密なのです。

脱線は得意です。

えっと、違います。

いつもならここに来る少年は地面に咲く花や、草、木やらには全く興味を示さないのに、なにやら今日に限って四葉を見つけてしまいました。

そう、物語はここから始まります。
そんなこんなで、妖精物語-四葉の呪い編-スタートなのです。



さて、この少年、お名前を越前リョーマ君と言います。

越前少年は、四葉をじーっとみつめておりました。

けいごくんは、どきどきです。
(どうしよう・・・!かばじが丹精込めて作ってる四葉取られちまう・・・!)
まぁ、けいごんくん的には、樺地の作ったものを一つでも持って行かれるのは、ハラワタ煮え繰り返るほど嫌なんですが。

越前少年(越前中年と書かれたら南二郎さんの事です)は、悩んでおりました。
少年には、何か思うところがあるみたいです



日々絵が手抜きっぽいですが、気のせいです。そう信じておいてあげると、私の気が楽です(聴いてません)。

さて、リョーマ君、どうやら四葉を引っこ抜いたみたいです(しかも根っこから)。
一部始終みていたけいご君は、たまったもんじゃありません。

「おいちょっと待てよ、お前!其れはかばじが丹精込めて作った四葉だぞ!返せ!」

一生懸命叫んでみても、けいご君のっていうか、妖精さんの声は基本的に人間には見えません。あ、見えないんですよ?

リョーマ君は何も気付かずすたすたと母屋の方へ帰ってしまいました。



じつはいろいろあって、あらゆる意味であせっているので、次号を早く書かねばなりません。
とりあえず、待て、次号。
頑張れ私。



うっかりしてたら、最悪のことが起きました。いっそこの連載はなかった事にしようとも思いましたが、まぁいいか、厚顔無恥で行こうとゆう事にしました。てか常にそうですね。

リョーマ君が母屋に入っていってしまい、けいごくんは取り残されてしまいました。
彼の状態を言葉で表すならば、堪忍袋の緒が切れた?(かばじくんの事となると、あってなきの堪忍袋だという事は本人だけが知りません)。

まぁ、けいごくんは妖精さんの中でも得に力のある子ですので、その報復はすさまじいものがあります。
母屋に行ってしまったリョーマ君は、どうなってしまうというのでしょうか?

頑張れ、私、頑張れリョーマ!
オチの人が既に居るので、時間がないというか、すでにタイムリミットなんだ・・・!



昨日の夜(四葉を引っこ抜いた日)は、流石の主役リョーマ君も、ちょっとよく分からない類のおかんを感じたりしましたが、何とか学校まで無事にたどり着けました。

無事というか、桃城くんの自転車の後ろに乗って学校まで行ったら途中で弾かれそうになったとか、こけそうになって桃城くんに捕まったら桃城くんがかわりずっこけたとか、まぁ、生温いクライシスはあったんですがね?

そんなこんなありつつも、リョーマ君は思いつめた顔をしつつ国光君を呼び出しました(話は一気に行きますよ?)。

「ぶちょ、明日から、九州かドイツ・・・どっち?に行くんでしょう?気をつけて、行ってきてよ・・・?」

そう、昨日りょーまさんは、九州?ドイツ?のどっちかに行ってしまう国光君を想っていたのです。

「四葉って、なんか、運がよくなるんでしょう?だから俺見つけたし、あげる」

「越前・・・!」

お互いほろりとしつつ、リョーマさんはかばじくんの四葉を、さらっと国光君に渡しました。
この瞬間、呪いの引継ぎは完了です。
貞子の呪いのテープよりもあっさりしょうゆ味です。

基本的に自分に火の粉が降りかからない限り受動態みたいなリョーマ君が、たまに見せた優しさ。
それがどんな結末を見せるかは、既に見当つかれてるんじゃねぇの・・・?!といいつつまて次号!



特に何も起きる事は無く、リョーマさんにもらった四葉を大事にして過ごす日々。失くさないようにラミネート加工までした国光君は、ある意味平和です。

さて、九州だかドイツについて数ヶ月。

国光君は大事な事に気が着きました。

「俺、もしかして、出番無くないか・・・?」

・・・・・・その通りです・・・。

コレだけファンが待望しても、何とかアニメスペシャルの時にへろっと出番があったり程度だし、このあいだのジュニア選抜の時はしばらく居たけど、終わった時にはもう既に居ないし、本誌に至っては何年・・・?出てない事か・・・。



そうです。
けいごくんの呪いとは、テニプリにおける出番の剥奪なのです。
とはいえ、もとより出番のほとんど無いキャラには通用しないので、通常の呪い(こけるとか、おぼれかけるとか、薔薇の棘にささるだとか)になるのです。

いつになったら出番が来るのか国光!
まぁ、持ってる限り無理なんじゃない?とか、知りません。



「ただいまけいごくん」
「かばじ!お帰り・・・!」

しばらくこのシリーズでは出てこなかったかばじくん。あら、お出かけ中だったんですか?

「お前居ない間、いろいろあったんだぞ・・・!」

けいごくんたら甘えっ子モードです。

あ、かばじくんは、ドイツだか九州だかに、全世界希少価値植物会合に出席中だったんですよ。(取ってつけたような・・・)

「けいごくんひとりにしてごめんね?(じろくんが居たはずだけど・・・)」
と言いながらも、かばじくんはずっとにこにこしています。

にこにこは伝染しますよ?さて、にこにこの理由は次回へ!



かばじくん、会合の帰りに、自分の作った四葉をラミネート加工までしてにこにこしてる人を見たそうです。
妖精さんのなので、植物の辿った軌跡は朝飯前でわかります。

その人の持ってる四葉には、とてもとても暖かい思い出がこめられていて、それはそれは嬉しかったそうです(若干、根っこからぶちぎられて痛々しかったそうですが)。

「とても素敵な使い方を、してくれていて、とても嬉しい」

ぽつりぽつりと語ってくれたかばじくん。その笑顔の方が、よっぽど嬉しいけいごくん。

「ぼくたちのいる場所の息子さんが、優しい人でよかったね」

かばじくんの笑顔をとても綺麗です。

さて、どうするのかしら、けいごくん。



あんまりにも素敵な笑顔をするかばじくん。
とてもとても酷い事をしてる気になってけいごくんはしゅんとしてしまいました。
「かばじ、かばじ、ごめんな?俺、お前の大事にしてる四葉取られたと想って、いじわるしちゃった(現在進行形しかも悪戯とかのレベルかも怪しい)」
「けいごくん、正直に言ってくれて、ありがとう。でも、大事にしてくれる人の手にあるから、大丈夫だよ・・・?」

かばじくんがぽむりと優しく頭を撫でてくれたので、けいごくんはほろほろないてしまいました。

「俺、もういじわるしない・・・!」

決意新たに、祝・呪い解除。



呪いを解除した翌週、ジャンプにはとうとうあいつが帰ってきました!(53号参照の事)

おめでとう国光君!おめでとう!リョーマ君!

実は半分くらい国光君の顔忘れてたなんていわない!

そんなこんなで、四葉の呪い編完了です。
次回はこれが消される前に何か始めるかもしれません。イツのことだか・・・。