空の蒼 夕暮れのオレンジ その色



「いつも見る空は、雨が降っていても、曇り空でも、俺に見えないだけで、いつだって蒼く構えてるわけだ。」
その様な事を南健太郎氏に申しましたら、
「熱でも出るのか?」
と、本気で心配して、あまつさえ額に手を押し当ててくださいました。
俗に言う、お手当て?
「千石、馬鹿だ馬鹿だと思ってはいたのだが、どうにも為らないくらい馬鹿だったんだねぇ」
しみじみと新渡米が言うから、
「何だよ!ちょっとは南みたく心配したらどうなの?!」
なんて、
「いや、新渡米は本気で心配してるんだよ、お前の事・・・」
フォローしてるようで、してくださらない東方とか、
「千石さん、お頭の心配されて嬉しいですか?」
って、手を差し伸べながら落とす室町君とか、
「みんな、けっこう酷いよね・・・」



夏が近づいて、みんなが明るい色に手を伸ばす。
俺の頭は向日葵みたいだからなのか、気が付くと頭を撫でられたりする。
嬉しいけど、好ましいけど、違うんだ。
がんばれよ何て、言わないでよ。しっかりななんてたたせないでよ・・・

「何だよ皆、俺がちょっとアタマヨサソウな事言うと、そんなに驚くの?え?何?嫉妬ですかー?わー清純こまっちゃうー」

あ、何かな、その、かわいそーって感じの眼。
「だって、夏が近づくとさ、青い空が恋しいじゃない。でも梅雨じゃない、今。大好きな青い空は、何処行っちゃたノー?って、思わない?さみしくないー?」


言外の言葉気が付いちゃった人しか、此処にはいない。



「千石、俺たちは日々変わって行っても、俺たち自体はなくならない。だからお前はアホ見たくわらってれ」



最近笑顔が減りましたね。
だって笑えないから。
最近騒がなくなったね。
だって騒げないから。
最近泣かなくなったね。

だって、泣き方を忘れてしまったから。



「無理に何かしなくて善いよ。思い出せよ、別に俺たちはあせって無いんだから。」





「みなみー・・・」

何ナノこの人たち?



全部お見通し?清純君、もろバレ?解り易いの?顔に出まくり?
違うよね、これは、愛のなせる技










いつの間にか青い空は、オレンジ色の夕暮れに変わって、俺たちは俺達の色を探している


















































20040611