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+ パチンコ +
「侑士、毛ぇうざー!」 べちんと間抜けな音を立てながら輪ゴムが後頭部に当たった。 「何すんの岳人。それ、結構痛いねんで?」 岳人の手には割り箸で作られたぱちんこ。 「どないしたん・・・?それ・・・」 「うーん?昨日さぁ、部活帰りに公園の前通って帰ったらさ、ガキが居たんだよ。結構」 「はぁ」 「でよ、何か、こう、混ざって遊んでやったら、くれた。」 「もろたん?ちっこい子ぉに?」 「うん。」 「それを」 「兄ちゃんあんがと、これやる!って。」 「あそ。」 「うん。」 「・・・痛いからこれ没収な?」 「ぅえ〜?!何でだよ?!侑士激おうぼう!」 「変なとこ宍戸に似らんでええよ。あと、横暴はちゃんと漢字で言いなさい。減点二十。」 まさか一緒に遊んでもらったちっさい子ぉに嫉妬したなんて、口が裂けてもいえません。 だからそんな証拠品、 「俺が遊んだるから、いらんやろ?それとも何?俺と遊ぶより、ガキどもと遊んでコレ欲しいん?」 上手にいなして没収です。 |