+ パチンコ +



「侑士、毛ぇうざー!」
べちんと間抜けな音を立てながら輪ゴムが後頭部に当たった。
「何すんの岳人。それ、結構痛いねんで?」

岳人の手には割り箸で作られたぱちんこ。

「どないしたん・・・?それ・・・」
「うーん?昨日さぁ、部活帰りに公園の前通って帰ったらさ、ガキが居たんだよ。結構」
「はぁ」
「でよ、何か、こう、混ざって遊んでやったら、くれた。」
「もろたん?ちっこい子ぉに?」
「うん。」
「それを」
「兄ちゃんあんがと、これやる!って。」
「あそ。」
「うん。」

「・・・痛いからこれ没収な?」
「ぅえ〜?!何でだよ?!侑士激おうぼう!」
「変なとこ宍戸に似らんでええよ。あと、横暴はちゃんと漢字で言いなさい。減点二十。」



まさか一緒に遊んでもらったちっさい子ぉに嫉妬したなんて、口が裂けてもいえません。
だからそんな証拠品、

「俺が遊んだるから、いらんやろ?それとも何?俺と遊ぶより、ガキどもと遊んでコレ欲しいん?」

上手にいなして没収です。




20050205