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+ ガードレール +
散々守られてきた。 その甘やかし方は、恐ろしいほど屈折しているものだった。 「俺、行ってくるよ」 空恐ろしいほどの眼差しを受けて、それでも俺は笑って旅立つ事を決めた。 「行くななんて言わせないよ。部長は部長の為に、いつかの俺の為に俺を置いていったでしょう?だから俺も俺の為に、いつかの部長の為に部長を置いていくよ。」 「アメリカで、待ってろ越前」 「もう待っててなんてやんない。追いかけてきなよ。」 俺の道に、中途半端に守ってくれてたガードレールは、もう必要ない。 その全てを破壊して、前に進めと教えたのは、紛れもなく、アンタだ。 |