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いらいらしながらモニターを見つめていた。
パソコンのほかにはメモ帳と電卓を無造作に置いた机。

向こう側では、後輩や同級生に囲まれてミーティング中の赤澤。

いらいらする。
僕には時間が残されていない。
纏まらない答え。
何も残せなかったのだから、僕は消えなければ為らない。

だからせめて何かを残そうにも、何ひとつ、答えが出ない。

いらいらとしながらモニターを見つめて、無意味に言葉の羅列を打った。
弱点克服や、ポイント別筋トレメニュー。
誰かに言われてしまう前に、早く、嫌味を言って此処から離れたい。

いらいらとしながら、パソコンへ向った。

不意に背後から赤澤の気配がした。

「なぁ観月、この電卓って、何の為にルートなんてあるんだ?」
ミーティングがいつの間にか無駄話に変わっていたのだろう。暇そうにのんびりと赤澤が聞いてきた。

「・・・ある以上、だれかの役には立つんでしょう、現に今、貴方の暇つぶしにはなってるのでしょう?」



どんな事であれ、赤澤の口から要らないといわれないように、僕は愚かな答えを返しておいた。




20050216