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+ 合わせ鏡 +
「何してるの?英二。」 「合わせ鏡してんの。大石はほっといて」 酷い仏頂面。 「何でそんな事をしてるの?英二」 「だって、」 脹れ面。上目遣いに俺のにらんで、 「不二が、合わせ鏡の真ん中に密閉容器をおいたら、悪魔が捕まえられるって教えてくれたもん。」 「え・・・英二・・・?英二は悪魔が欲しいの・・・?」 「そんなもんいらないけど、そうでもしないと大石がこっちみないんだもん」 「で も !こっちみたから、もう、こんな黒魔術みたいな事おわりにゃの〜!」 きゃははは笑いながら全速力で俺に突進してきた英二は、わざわざ合わせ鏡で悪魔なんて捕まえなくても、十分本人が小悪魔なんだという事を、分かっていないんだと思う。 |