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+ ガムテープ +
「よっし、コレ一つで、もぅ終わりや」 ガラクタの類を箱に詰めて、必要な物も箱に詰めて荷造りは終わった。 既に運び出してもらって、生活感も人の住んでる感もなんもない部屋になっていた。 「出来れば、ここに巣くってるもんも、箱に詰めて送れてしまえばええのにな?」 二人で写ってる写真一枚、ダンボールに入れた。 宝物と書いて、封をした。 俺は一人、その箱を抱えて眠りに付いた。 「宝物、んな安っぽいダンボールに、ガムテープで封印かよ」 明日の朝には、そんな事を言いながら、岳人が怒るのが目に見えている。 でも、この箱を開けたとき、君が泣いてくれればいいと思ったとは言わない。 |