女の子になりたい訳ではない。



悩む必要も無い位。




緑色のパッケージはマルボロメンソール。

あんまり。

あんまり男の子は吸わないと言われた。
どっちかっていうと其れは女性の割合が高い。
そういわれた。
この時点でいくつか間違ってる項目もある。其れも知ってる。
大概自分に良くない事も知ってる。
背、伸びないぞ?って脅されもした。
「そういう乾はどうなんだよ?!」
って言ったら、俺はそこそこにあるからここで止まっても大丈夫なんだよ。と言われた。

紫煙が棚引いていく。公園のベンチで一人っきりで吸ってた。
寂しくて淋しくて、『助けて』ってメールを送った。
それが今から5分前。返事は未だに来ない。
足元には吸殻数本が死体遺棄。
ああ、今頃お風呂入ってるのかな?それとも寝ちゃった?ねぇ、まだ10時前だよ?寝るには早いよ・・・。

ふと振動が起きた。メールじゃない。電話。
「如何した?!」
って今更。
「ねぇ、コレで俺に何かアッタ後だったら如何するの?」
なんてちょっと皮肉。

「如何もこうもないだろ?」
助けになんか来てくれない・・・?
「今からだって助けに行くよ。」
「女の子じゃないから、ごーかんされたって大丈夫なのに?」

「女の子でも男の子でも、俺以外が英二に手を出すなら、容赦しない。」





ああ、ほら。 俺は、女の子にならなくても、いーみたいです。










20030921
今朋 獅治

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