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This hope which it wants to take in its hand
護りたいものがある。 何よりも大切で、何にも返られないものがある だから、俺はそれを護りたいんだ。 護りたい物を護る代償が譬えこの命だったとしても…。 この戦いは何を得るのだろう? 俺が守りたいものは唯一つ。 あなたの笑顔が守れれば、本当はきっと、其れで善い。 だけど其れも叶わないかもしれない。 貴方がご両親のように慕っていた火影様は、貴方を、 否・・・ この里を、愛する者達を守って潔く散っていった。 貴方は、戦いに身を置こうとしてしまうかもしれない。 強く美しい貴方は、其の手で敵を滅したいと望むかもしれない。 どれだけ血に塗れても其れでも変わらず穢れ無き貴方は 月すら紅くしてしまうかもしれない でも、貴方は変わらず、其処で微笑んでください。 いつか俺の元に就くかもしれない子供達を守り育んでください。 里の為でなく、自分の愛するものを守る事を教え続けてください。 もし、此処で俺が散ったら、貴方はその黒曜石の瞳から、涙を流してくれますか?
この戦いから戻れたら、身体を繋げてくれますか? 「イルカ先生。子供達と貴方方教師は安全な場所へ。 貴方達の事は、俺が、俺たちが死んでも護ります。」 争いが始まった時、ほんの少しの間、俺はあの人に会いに行った。 最期になるかもしれないからと、ガイがほんの少しの時間を俺に作ってくれた。 「俺一人で持って五分。言ってこいカカシ!!青春だろう!」 「アリガト。ガイ。」 窓から侵入してきた俺を其れは何とも言えない目で見つめてくる子供達。 「カカシ先生・・・?今は中忍試験中では・・・?」 不思議そうな顔を向けるイルカ先生に、俺は生徒を刺激しないように小声で話した。 里の未来を担う子供達を護るのは、俺たち大人の役目なのだ。 約束の時間まであと少し。 子供たちを安全な場所へ避難させながら、俺はイルカ先生に告げた。 「護りたいものを護れる強さを下さい。譬えこの身が壊れても、俺に、あなたを護る強さを下さい。愛しています。行って…きます。イルカ先生」 「帰ってきたら、あなたに伝えたいことが在るんです。だから、絶対、帰って来て下さい。俺があなたに言葉を伝えられるように、俺たちを、ちゃんと護って帰って来て下さい!」 「わかりました。」 これが最後の言葉にならないように
どうか、帰って来て下さい。 貴方も、ナルトもサスケもサクラも… 俺も其処に行けないのはとても腹立たしいけど。 俺の教え子が、最前線で戦っているのを、指を咥えて見てるしかないのは、死ぬほど苦しいけど…。 貴方たちが、俺の元に帰ってきてくれるまで、俺は自分の任務を遂行するから。 ――――無事で――――
*** カカシ先生お誕生日おめでとう。 なのに何故かラブくないような・・・? 帰ってきたら続きをしましょう?(ミサトさんの言葉) そんな感じ。木の葉崩しが終わったら、書きますよ? 続き。 だってそう約束してるみたいだし。 うちのカカイルさん。 20020915 今朋 獅治 禁 無断転載 |