「あーん。」
「・・・」
「ほら、海堂、口開けて。」
「・・・」
「食べないの?」
「しょうがないなぁ。」
「・・・?!」



下がりの午後のどかな時間。




「まぁたやってるし。」
「何見てるんだ?越前。」
「ん?乾センパイと海堂センパイ。海堂センパイがあーんしてくれないからって強引に口移ししてる。」
「まったく・・・」
「・・・すきやき。」
「正しくは『すきあり』だ。勉強しろ。バカ。」
「うっさい。あんたからもしてよ。俺に。天気善いしさ、ほら。ね?」



「うわー・・・。」
「どうした?英二。」
「みてみておぉいしぃ。おちびちゃんと手塚・・・。」
「あぁ・・・白昼堂々キスしてるな。」
「俺たちもしよ?」
「何張り合ってるんだよ・・・」
「いーじゃん!減るもんじゃないっしょ!」
「減るよ。」
「何が!?」
「俺の神経。」
「だぁいじょうぶ!愛が増えるから☆」
「後悔するなよ?」



「あ・・・」
「どうしたの?ってああ、又やってるんだ、英二と大石。」
「うん、そうみたい。」
「タカさん顔真っ赤。」
「え?!」
「全く。君って人は」
「!!!!」
「僕達だって、してないわけじゃないんだから。ほら、キスしたからってそんなに逃げ腰にならないでよ」
「うん・・・!でもね、其れと是とは違うと思うんだ・・・!」
「そう?うーん、でも、そんな君も僕は好きだよ。」
「俺も、不二の事好きだよ・・・///」
「・・・やられた・・・。駄目だ。めろめろ・・・。」
「わ〜!不二?!!」



「おや。」
「・・・?」
「うん?ああ、河村が不二に抱き付かれてあたふたしてる。」
「・・・」
「ねぇ、今日は一言もしゃべってくれないの?海堂。」
「んな事はねぇ・・・っす。」
「やっと会話してくれたか。」
「それで?」
「え?」
「それでどうしますか?」
「流石。わかってるね、海堂。」
「どうぞ。」
「海堂は善い子だよね。」
「別に褒め称えなくても膝くらい貸してやるから寝ろ。どうせ昨日寝そびれたんだろう?」
「御名答。」
「ほら。」
「うん。」
「このままさぼりっすか?」
「うん。ダメ?」
「いいっすよ。俺も寝るから。」



暖かい日差しに照らされて、

暖かい貴方に包まれて、

幸せな昼下がり。のどかな時間。

巡り廻って皆が夢へ向かう午後。










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会話文だけで、話が成り立ってますか?
なにやらほのぼのしい物を書きたくなったのです。
楽しかったです☆



20021205
今朋 獅治

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