「天国の扉の奥には何にも無かったっすよ」
「フーン…。本当に言ったんだ。あんな恥ずかしい台詞…。」
「?!じゃあ先輩はどうやって誘うんすか?」
なんて大胆な事を聞くのかな。この子は。なんて思ってたら、
「エッチしようって云えば、俺はしてもらえるよ?」
と、英二が答えた。
ああもう…と云う顔をした大石が視界に入る。善いの?英二。大石顔真っ赤にして下向い
ちゃったよ?





AFTER KNOCK ON THE HEAVENS DOOR





「ねぇ、部長。俺を天国に連れてって。」
ぽとりと落ちた煙草とジッポ。
「本気か?」
と聴かれて、俺はキスをした。何故かワカラナイ。けど、そんな気分だった。
スローモーションを見てる様な気分だった。
近づいてくる其の顔は、いつもの部長の顔じゃなかった。
ギラギラした獣のような瞳。
貪る様なキスをされ、脱がされていく制服を。横目でちらりと覗いてたんだ。
とさっと横たえられて、部長のきれいな指は、下へ下へと蠢いて行く。

敏感な感覚に俺はついていけなかった。

「ふっ・・・あ・・・ん・・・!」

自分の指を噛みながら、声を押し殺していた。
「我慢しなくて善い。鳴き声だって狂おしい程愛しいんだ。」
「や…だ!何…恥ずかしいこと、言ってんの!」
強がってはいるけど、もう、身体に力は入らない。
ゆっくり丹念に後孔を解す指と舌に、俺は、意識を手放しそうになっていた。
「もう・・・ダメ・・・」
俺が放った精を舐めとるその姿は、とても卑猥だった。

3本。俺の中で指がうごめいていた。異物感はある。でも、嫌悪感は無かった。
「もう、いいころか。」
そういった部長の声は、どこか遠くに感じられた。
正面から、部長の顔がおりてくる。
きれいな顔。そう思った。
「越前、肩に手をまわせ。」
大人しく其の言葉に従った。何をされるのかなんてもう、とっくにわかってる。
ねえ部長、俺、もう受け入れ態勢ばっちりだよ?だからはやくきて?

ずっっ

っと、浸入してくる部長のモノは、指なんかより圧倒的に太くて、
俺は、其れなのに気持ちくて仕方なかった。胸に広がるのは、一つに成ってることへの満
足感と幸福感。

衝かれる度に、扉を叩いてる気がした。

部長が俺の中に放ったとき、
俺は確かに扉を開けた。
何も無い、真っ白な世界。
意識が無くなるほんの一瞬、部長は心底恍惚とした表情を浮かべていた。



++++++++++ + ++++++++++

話が途切れて、越前の顔は、赤くなっていた。
・・・是はもしかして・・・
「昨日のことでも思い出した?」
なんてちょっとした冗談のつもりでいったら、
「人の心読まないでください!!!」
と言われたので、ああ、本当にそうだったんだぁ。と感心してしまった。
「大体、不二先輩は何て言って誘ってるんすか?!さっき答えてないっすよ!」
と照れ隠しのためにか、さっきの話題をふられたので、

右の手のひらに愛撫のようなキスを。
言葉なんか無くても、僕達は其れで天国にいけるよ。

そう、教えてあげたら、
「何かメクルメク大人の世界っすね」
「不二ってばやらしー・・・」
と口々に云われてしまった。そんなにすごくないと思うけど?むしろ、しよ?何て言って
る英二の方が如何かと思うし。

「薫ちゃんは?」
と英二が話を振った。顔を真っ赤にさせて、こそこそ帰ろうとしていた海堂は、びくっと
身を竦めた。
「え・・・あの・・・」
「普段は俺が誘うからね。今日誰も居ないんだ。寂しいから来て?とか。」
乾の制服の裾を安堵した表情で握ってる海堂。可愛いなぁと思ったら、乾が牽制してきた。
別にとって食ったりしないよ。
なんて思った。

でもさ、ほら、だからいったじゃない?
扉を叩く方法なんて幾らでも在るんだよって。

そういえば、明日は部活も学校も無いんだよね・・・。
ああ、じゃあ・・・

―Do you knock on the heavens door?―



***
knock on the heavens doorの続きか最中と言うことで、どっちにしようか悩んで、結局
両方書いちゃいました。
ちっともエロくありません。裏計画は潰えたようです。
なんか、よく分らない物と化してしまったので、
私、書き逃げします!!



1313hitリク、ありがとうございました!
この作品はリクをされた斗麗 凛様のみお持ち帰り可です。



20020802
今朋 獅治

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