実のところ、其れが快感。










『主を知りたい。そうすれば、主に近づけろう?』

ブン太から巻き上げたおやつを頬張りながら思い出す。

なかなか旨いの。これ。果てしなく辛いけど。どことなく赤也坊に似てるパッケージもなんとも言えず。

知りたい気持ちより、手に入れたい気持ちが勝ってたとは言えなんだ。

いた仕方ない。

恋とは本来、その様なものじゃろて。

ふと鏡で見た、自分。

が、柳生に似てると知った時の喜びは、なんともはや。

鏡に口付け。

ほら、今、柳生と、キスを交わした。

なんて快感。

なぁ、お前も、わしとキスをしてくれたじゃろうか?

俺になった柳生に見ほれるのは、そんな悦び。

「『柳生くん』ダブルスの練習をします。早く出ておいでなさい!」

あの声が俺を呼ぶ。

「なんですか?私は此処に居りますよ?」

何が待ってるのか知ってる。

「さぁ、ちゃんと制裁は受けてもらいます。」

其れすらも、悦び。

ダブルスの相手は、想うよりサド公爵。

そして俺は、いつでもその身を任したがる。









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20040802 17:00